本展は、私たちの生業である
クライアントワークを、
あらためて題材として扱う展覧会です。
私たちは日々、デザインという手段を通して、
クライアントが目指す地点へ確実に導く
“正解”を追求しています。
本展では、その積み重ねをあえて
展覧会という対極の場へと移し、
既存のA・B・C案の延長線にはない、
次のD案目を思考し
そこに立ち上がるかもしれない
“別解”を静かに問いかけます。

PROCESS AS WORK

本展の作品は、これまでの
クライアントワークから生まれています。
それぞれの冊子には、
そのプロセスが記されており、
読むことがそのまま
作品に触れる体験となります。

VOICE

本展を企画したきっかけは、
私たち自身が「デザイナー」という
仕事のあり方について
改めて考えるようになったことでした。
デザイナーを名乗り始めた20代の頃と比べ、
この仕事の意味や役割は、私たちのなかで
大きく変化してきたように感じています。

そこで、これまでとこれからを見つめ直すため、
約20年にわたり取り組んできた
クライアントワークそのものを題材に、
作品制作を行い、
本展を開催することにしました。
制作は、これまでの仕事を
振り返ることから始まりました。
私たちは何をしてきたのか。
これから何をしていくべきなのか。
その過程で見えてきた思考や
プロセスを整理し、
それ自体を作品の
コンセプトとして展示しています。

作品と共に添えられた本には、
それぞれのプロジェクトの
プロセスをまとめています。
本を読むことが、
そのまま作品の解説となる構成です。

また、本展で制作した作品は、
各クライアントの皆さまが
相応しいと感じてくだされば寄贈し、
それぞれのブランドの中で
活用していただくことも想定しています。
展示の後も作品が生き続けていく、
アフターエキシビションとして
機能する試みでもあります。
ある意味でこの展覧会は、
作品展示であると同時に、
私たちからクライアントへの
プレゼンテーションの場でもあります。

この展覧会が、デザインに携わる方々にとって
何か一つでも考えるきっかけとなり、
またデザインに馴染みのない方にとっても、
デザイナーという仕事に触れる
入口となれば嬉しく思います。
最後に、本展の趣旨をご理解いただき、
題材として扱うことを
快く受け入れてくださった企業の皆さま、
そして多くのご協力と
サポートをいただいた皆さまに、
心より感謝申し上げます。

Our Client
FUKUDA HAMONO KOGYO Co., Ltd.
GREEN DESIGN EN’S
HAYASHI YAOKICHI Co., Ltd.
MAISONETTEinc.
MORIKAWA PAPER
Photographer
Hiroaki Tanooka
Hair&Make
Misato Akagi
Stylist
Yui Yoshimura
Retoucher
Hiroshi Manzai (DIG)
Location Support
Atsushi Teranishi
Haruna Teranishi
Motion Designer
Tatsuya Iwakoshi (CS.2 inc)
Contributor
Toru Tsuzuki (TRUE)
Ippei Asano (Planning Office Lagoon)
Technical Support
Meiko Meihan co,.ltd
Shogetsudo Kurita Hyogu-ten
Support
Tetsuya Koizumi (Herr)
Layumi Lima (Herr)
Hinase Koda
Takahiko Kondo